私とピラティスの出会い
私は、昔から運動が得意だったのもあり、バスケ、ダイビング、水泳、ジョギング、エアロビ、ヨガ、筋トレ、シャドーボクシング…などなど、色々なスポーツをやってきましたが、意外と早い段階でコツを掴み、筋力もほどほどにあったため、どんなスポーツもどちらかと言えばすんなり始めることができる方でした。
40代になって、ヨガにハマり、ある日、いつものヨガレッスンを予約する時に、たまには違うレッスン受けてみたいと思ってたまたま空いていたピラティスというクラスを申し込んでみました。
ですので、ピラティスに関して何の情報もなく、ふらっと入ってみただけ、というのが私とピラティスとの出会いです(笑)。
そのレッスンは45分間だったのですが、始まった直後から、今までやってきたどの運動とも違うと感じました。
なにか激しい動きをするわけでもなく、つらいポーズをするわけでもなく、息が切れるわけでもない。
それは、今までやってきたスポーツの中でも、どちらかといえば地味なワークばかりでした。
それなのに、なんで???
隣の、どうみても60代後半くらいのおばさまは何の苦労もなさそうにスルスルできているのに
私は思ったように体が動かない!
それはまるで、自分の体が「塊」になっているような感覚。
いつも体を動かす感じと全く違う動かし方に、戸惑い、衝撃を受けました。
フォーカスしたパーツだけを意識的に動かすということが全くできないのです。
いつもの腹筋が、ピラティスのやり方だと上がってこれない!
コントロールして上がってくるためには、ある箇所を締めると同時に、他の箇所はしなやかに伸ばす必要があります。
インナーマッスルを使いながらも必要ない箇所は硬直しないように動かすピラティスは、まるで身体の使い方の再教育を受けているようでした。
45分間ずっと自分の体の内側に神経を集中して働きかける運動なんて今までしたことがなかったけれど、信じられないほどに時間はあっという間に感じ、終わった後、とても心も体も充実した気分になりました。
後に、それは自律神経を整え、マインドフルネスをしていたのだということに気づきました。
レッスン中は四苦八苦しながらも、自分の身体を再教育することの楽しさに没頭するようになると、いつのまにか、毎月通っていた鍼灸に行かなくても身体の調子が良くなってきていました。そして、気づけば体中から、痛みや更年期の不調もどんどんなくなっていきました。
ピラティスで自分の体をコントロールすることが未病を防ぐ一つの方法論であると今では感じています。
でも、あまり難しく考えすぎずに、ピラティスという運動を純粋に楽しむことを、一人でも多くの小田原の皆さまに体験していただけたらと思っております。
そして、wellbenaのピラティスを受けて、ご自身の身体の内側にフォーカスすることに感動していただけたら、この上なく幸いでございます!